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入院2日目

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入院2日目。
本当によく寝る子です。
授乳の時間になっても一向に起きてきません。
無理矢理起こしても、ものの5分で力尽きちゃう。
長男のときは 計ったかのように2~3時間置きにギャー泣きされてたのであまりの静かさにびっくり、です。
‘おとなしい’位が ちょうどいいわ♪ とのん気に思っていました。

午前中、検温に行ったっきり なかなか赤ちゃんが帰ってきませんでした。
長いなーとは思ったものの、今のうちに・・と悠長に寝てた私。
赤ちゃんとともに 入室してきた1人のドクターと3人の看護師さん。
「今、お話いいですか?」 「はい」
「実は今日の診察で心雑音があり、検査をしたところ心臓に穴が開いてることが分かりました」
「・・・」
その後も説明は淡々と続きます。
要するに先天性心疾患(生まれつきの心臓病)ということを聞き、ただただびっくりしました。
ショック、というより なんかドラマのワンシーンみたいだな・・と他人事のような感覚の方が強かった。

・今すぐ命に関わるということではない。
・退院の1ヶ月後に経過を見つつ詳しい検査をする。
・それまでは上の子とまったく同じように育児をしてくれてよい
・1~2歳位で自然完治するケースも少なくない

こんなような話を聞いてほっとするも、心のどこかで 「いきなりヘビーな話はしないよなぁ」と勘繰る自分もいた。
とにかく時間を争う話じゃないことに安堵した。

話が終わって先生たちが退室したあと1人の看護師さんが部屋に戻ってきた。
「急な話でびっくりしたでしょう?」
「聞きたいことがあったら何でも遠慮なく話してくださいね」
「1人で抱えなくっていいんだよ」 と 優しい言葉をかけながら、私の背中をずーっとさすってくれました。
・・・この心遣いが逆にびっくりした私。
(え?え? そんなに深刻なことだったの??)
(え? どういうこと??)
背中をさすられながら励まされなきゃいけないくらい深刻なことなのかと思ったら、涙があふれてきた。
その後、助産師さんたちが部屋に来るたびにいろいろと 優しく気遣ってくれるのが嬉しくもあり、辛くもあり。

赤ちゃんの顔を眺めてるだけで 胸がきゅぅきゅぅと苦しくなった。
子供の名前もほぼ決めてあったのに、ただただ健やかに成長を願うような名前へ考え直そうと思いはじめ、出生届けは保留しました。
by misao0225 | 2011-10-14 16:21 | その他